2018年月に書いた記事を見て、また、自分を奮い立たせています。
歌えなかった日々からの克服を、恥ずかしい部分もそのまま赤裸々に綴っております。
ご興味あればどうぞ。



~楽しめるということ~


今日は、ちょっと長い文章になります。
経験を通し、得たことを皆さんに知って欲しかったからです。

自身の大きなライブが終わり、一安心してるうっちーです。

今回のライブは、人生で一番楽しいライブになりました。

私は、実は昔からあまりお歌を努力して上手くなったっていうことがありませんでした。

歌が好きで幼少の頃からずっとお歌を歌い続けて来ました。

高校生になったら絶対にバンドを組む!
と決めてからは、毎日のように1時間以上は必ず好きなお歌を好きなだけ歌っていました。

そのころから、特に何時間歌っても喉が痛くなるということもなかったですし、カラオケに行けば、「うまいね~♪」と言われていました。

でも、自分の中ではまだまだ下手くそでした。

社会人になり、ボイストレーニングというものに始めて出会い、しっかりとした声がどんどん出るようになっていきました。

某事務所に所属したことで、そのボイトレもやめましたが、それでも毎日1時間以上は必ずお歌を歌っていました。

アルバイトも2つ掛け持ちし、夜中は稽古や、バイトがない日は舞台を袖で勉強する生活でしたが、その頃やっていたバンドは絶対にやめませんでした。
生き甲斐だったから。。。

しかし、、、

そのバンド内でトラブルがあり、精神的にお歌が歌えなくなってしまい、今まで出ていた最高キーが出せなくなりました。

それでも、なんとか周りの方々のおかげで、お歌をもう一度歌えるまでメンタルを回復することが出来ました。

でも、最高キーはやはり出ません。

そして、

ー出産ー

私にはとても大きな壁でした。

今まで通り、1時間以上歌を歌うことが最短10ヶ月以上は出来ないと言うことです。

でも、私は出産を選びました。
命を産みたいという気持ちが勝ったから。

そして、出産後10ヶ月なんて甘かった。
産んでからの方がむしろ自分の時間など取れません。

そのうち、体力はどんどん衰えるばかり、お歌がみるみる下手くそになっていきました。

でも、カラオケに行けば「うまいね~♪」と言われます。

でも、確実に昔の自分よりは劣っていることが自分の中では許せなかったのです。

では、ボイトレをしていて、声が出るようになった私がなぜ自分で自分のお歌の立て直しが出来なかったのでしょうか?

それは、ボイトレをしてはいましたが、何故そのレッスンをするのか、お歌を歌うための体のあるべき姿、声帯のことなどを、何一つ知らなかったのです。

ただただ音階練習や、ロングトーン、お歌を繰返し歌い、フラットしてる位置を教えてもらったりするというのを繰返して、体が勝手に何となくそれを吸収したにすぎませんでした。

だから、発声が崩れても、全く自分で分からなかったのです。

その頃教わったことを鍵盤を使ってひたすらやってみましたが、ほとんどお歌は変わってくれませんでした。

次第に1時間もお歌を歌えば息切れをし、昔ては考えられませんが喉が痛くなるようになっていました。

私はすがる思いでインターネットでいろいろ検索し、「亀渕友香」先生の、ボイトレDVDに出会い、実践しました。
すると、少し勘が戻ってきて前より歌えるようになり、喉も痛くならなくなりました。
その時、実践したのが息のトレーニングでした。

しかし、、、

あの、最高キーは出ないまま。
やはり、どんどん衰えている自分が許せませんでした。

何故、これだけボイトレしても歌を歌っても昔のように声がでないのか、その頃の私は分かりませんでした。

そして、子供が少し大きくなり、ひょんなことからボイストレーナーのアルバイトを見つけ、やってみたいけどダメだろうな~。と、ダメもとで受けてみたら合格。
ピアノもあまり弾けませんが、ボイトレを毎日やっていたので、その音階練習は弾けたのが幸いでした。

それから、生徒さんを持ち教えるようになったのですが、なんせマニュアルはありません。

ですので、自分が行ってきたボイトレと亀渕友香先生のDVDで習ったことをひたすら教える感じでした。

ただ、お恥ずかしい話、何故そのボイトレをやるのか、全く分からずにただただ行っていました。

でも、その中で生徒さんに沢山のことを教わりました。

声が思うように出せないということが基本的にはなかった私にとって、発声を教えると言うことが上手く出来ませんでした。

でも、生徒さんたちを見て、どうしたらこういう発声になってしまうのかという疑問と、私に習ってくれる生徒さんに上手くなってもらいたい!
という気持ちが物凄く膨らんできました。

それから私は沢山のボイトレ本を読んだり、有名な先生の商材を買ったり、ネットに落ちてる情報を拾って、良いもの悪いものに分類さかたり、
いろいろしながら少しずつ、お歌を歌う時の声帯の動きなどを知るようになりました。

上手くなる生徒さんも増えてきました。

ですが、自分のお歌は、、、

一向に戻りませんでした。

生徒さんの中にも上手くなれずにやめてしまう人もいました。

これではいけない!

体力がなくなり、歌ってもすぐに息切れしてしまう自分がイヤになり、運動をすることに決めました。

それが、今ちまたで有名な「〇ーブス」でした。

12台の筋トレマシーンを使って筋トレと有酸素運動を繰り返します。
インナーマッスルを鍛えるのが目的。

特にお歌にいいからとかでなく、たまたまここに通いだしたのですが、3ヶ月通ったくらいから、自分のお歌が変わってきたのです。

とても、楽に声が出るようになってきました。

なんで?
やっぱり体力がなかっただけなのか、、、?

その頃私は、自らを奮い立たせる意味でも、
大きなカラオケ大会に出場するという目標を立てました。

そのカラオケ大会は、ほとんどが年配の方。
その中でひそかに何かの賞をいただけたら嬉しいなと思って挑みました。

が、結果は予選も通過出来なかったのです。

50代、70代の生徒さんは、予選突破!

とても恥ずかしい過去です。

予選会で、私は年配の方々の歌唱力と声量に圧倒されていました。

メンタルをその段階でぶっ潰されてました(笑)

自分の番で、固まって思う声が全く出せませんでした。

その2人の生徒さんは私のもとから去っていきました。

当然ですね((T_T))

それから、私のお歌に対する情熱が再びヒートして来ました!

私がこんなんじゃ、今私のもとにいてくださる生徒さんに申し訳ない。

それから私はお歌を歌うための体について知りたくなりました。

そして、ボイトレに関しても、何故このレッスンをするのか、体のどこを使ってどのように発声して、伝え方はどんな伝え方か、など、

そして、自分が筋トレをしだして何故お歌が変わってきたのか?

年配の方々があれだけの声量と歌唱力を持てるのは単に体力の問題ではないと感じたからこそ持てた疑問でした。

それから、私はどんどん声が出るようになりました。
体のメカニズムを勉強し、鍛えるべきところを鍛え、ついでにライブに向けての体力作りにも勤しみました。

そして、今回のライブ!

今までのライブでは、途中でへとへとになりすぎて、お歌を上手く歌えなくなって最後は足も手も体もほとんど動かずに、顔をひきつらせながら酸欠寸前で歌っていたこともありました。

でも、今回は!

まだまだお客さんのパワーに負けてしまう部分もありましたし、
今までで一番自分の声は舞台上で聞こえなかったけど、
でも、お客さんが今までで一番のノリだったし、
自分の思うパフォーマンスが最後まで気持ち良く出来たことが何より嬉しかったです♪

やっと、題目の「楽しむということ」に繋がりますが、

私が今回のライブを心から楽しめたのは、その前の準備を自分の今出来る限りの全てをやって、本番に望めたからこそ、本当の意味で楽しめたのだなといま思うのです。

なんとなくうまかった頃は、なんとなく声も出て、若い頃は体力もあったのでなんとなくそれなりにパフォーマンスも出来ていたけど、ライブのあとは楽しかったという思いの中にも、自分の歌唱力ばかりが気になり本当の意味で楽しめたライブはなかったかもしれません。

でも、今回は心の底から楽しいのみを感じられました!

日々のトレーニングを続けている限り、これからも、次に行われるライブが一番楽しめたライブになっていくはずです!
一回一回楽しんで、課題を見つけてその課題をクリア出来るトレーニングを繰返して行けるからです。

失敗なんかありません。
経験です。
次につなげられるよう、目標を決め、ひとつひとつ目的をクリアしていくことをやめない限り、途中経過なんですね。

お歌だけではありません。
皆さんの人生の中で、本番っていろんな意味で訪れると思います。

その本番を迎える前の努力をどれだけして、どれだけ納得いく準備が出来たかで、その喜びは倍以上のものになるのでしょう。

まずは夢を目標に変え、そのための目的をつくり続けていきましょう♪

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